HSS型HSPは魅力的な武器。生きにくい社会で生きやすくするには?特徴や強みは?

こちらの記事で分かること

・HSPとは違ったHSS型が持つ特性

・HSS型HSPの魅力

私が初めてHSPという言葉を知った10年前は、HSPを知っている人も少なかったのですが、今では色々なところで見聞きするようになりましたね。

5人に1人はHSPと言われていますが、かくいう私もHSP当事者でございます。

私はHSPの中でも30%(人口の6%)が該当するという言われているHSS型です。

自分の特性に長年悩み、工夫改善を繰り返してきた今では、この特性は物凄く強い武器なのではないかと感じています。

今回は経験談と共にHSS型HSPの魅力について語りたいと思います。

HSS型の特徴としてネット上でよく言われているものの中から、当事者である私にも当てはなるなーという特徴を上げていきます。

1.刺激に弱いのに刺激を求める

HSS型の最大の特徴はHSPの繊細な特性を持ちながら刺激を求めて突っ走るところでしょう。

新しいことや刺激的なことは大好き。でも刺激を浴びすぎると疲れてダウン…。これの繰り返しです。

HSS型はよく「アクセルとブレーキを同時に踏んでいる」と表現されますが、まさにその感覚に近いです。

私は今でも気をつけないと、刺激的なスケジュールを過ごし、自分でも気づかないうちに疲れが溜まって急にダウンするということがよくあります。

2.熱しやすく冷めやすい

新しいものや体験に強く惹かれるため、一つのことだけを長く続けることが難しいです。

私の場合は一つのことにハマると物凄い勢いで急成長し、中級者以上にはすぐなれるのですが、すぐ飽きてしまいます。

惰性で続けることはできますが、熱量はないので、新しくハマるものが見つかると、そっちに乗り換えるという感じです。

HSPの物事を深く追及する探求心とHSS型の新しい刺激に惹かれやすいが合わさった結果なのかな?と思っています。

3.社交的にみられる

自分が興味のある人には、好奇心が勝って積極的に関わろうとします。

HSS型は割と誰とでもオープンマインドで会話できますが、HSPの繊細な気質も持ち合わせているので人との交流は疲れやすいです。

自分が他人の発言で傷つきやすい分、他人に発する言葉も気を付けているので、他人には好印象を持たれやすいですが、ものすごく神経を使っています。

1.マルチポテンシャライト

HSS型HSPはマルチポテンシャライトだと思います。

私はYouTubeで偶然みつけたTEDの動画でマルチポテンシャライトを知りました。

この動画をみて、マルチポテンシャライトは、まさに自分のことだと思い、HSS型HSPを知った時くらいの衝撃がありました。

マルチポテンシャライトとは、多くのことに興味を持ち、高い適応力と学習能力に長けている人のことです。

HSS型HSPである私は過去に、多くのことに興味を持ち、多くの経験や知識を持っている一方「どれも中途半端、長く続けられない…」と悩んでいました。

ですが、このTEDの動画に出会ってからは、この特性は強みなんだと自覚することができました。

この動画の中でも言っていますが、全く関連性のない経験や知識は掛け合わせると唯一無二になる可能性を秘めています。

スティーブジョブズの名言「Connecting the dots (点と点をつなげる) 」は過去に没頭したものが思いもよらない形で繋がって新しいイノベーションを起こせるという考え方ですよね。

新しくイノベーションを起こせる可能性を秘めたマルチポテンシャライトの特性は強い武器になります。

2.HSPの強み+行動力

HSPの強みを持ちながら行動力があるって最強じゃないですか?

HSS型は好奇心や興味が強ければ、行動することに躊躇しない人が多いです。

HSS型の行動力によって、HSPの繊細な感性を外へ発信するきっかけを自分でどんどん作っていける。これはなかなか貴重な能力なのではないでしょうか。

1.疲れ切る前に休む(6割行動・4割休憩)

がむしゃらに行動して、気づいたら灰になってた…というような燃え尽き症候群現象が起きやすいのがHSS型HSPです。

好奇心や興味の強さで突っ走ることができちゃうので、疲れている感覚はないかもしれませんが、意識的に休みましょう。

私の感覚では6割行動して4割休憩するくらいが長く持続するような気がしています。一時的に頑張りたいときは8行動2休憩くらいにするときもありますが、10割のパワーを出し切っていたらエネルギーが切れてしまいます。

例えば、1日の中でも日中仕事だったのなら夜は自由タイムにして、リラックスして過ごせる時間をつくるなど。

朝起きてから夜寝るまでぶっ通しで仕事!みたいなのはオススメしません。HSS型HSPの場合はエネルギーが持ちません。

HSPの特徴で、疲れが溜まってくると、普段気にならない光や音、他人の言動により敏感になってしまいます。

疲労の蓄積が日常のストレスを増大させ、さらに疲れやすくなってしまいます。

せっかくの行動力をエネルギー不足で止めないためにも休憩はしっかりとりましょう。

2.人間関係はほどほどで良い

私は過去に人からの誘いを断れず、人と会いすぎて疲れていることがよくありました。

私の場合は、会いたくない人にあってもいいことないし(何なら疲れる)、気分が乗らない誘いは断るか誤魔化して行かないようにしています。

人脈を作れなどと世の中ではよく言われていますが、多くの人に会いすぎるのはHSS型HSPの強みを潰すことになるのではないかと思います。

3.興味を止めない

色々なマイナス要素を考えたり、周りの目を気にして、興味を止めて行動しないのはもったいないです。

時間が足りないなら、何かを辞めて時間を作る工夫をしましょう。お金が足りないなら働くなりしてお金をためましょう。

HSS型HSPの特性を生かすためには、できる環境があるのであればやってしまうほうが良いです。

その興味が「今までの仕事や趣味に関連するものでないから」とか「何の役にも立ちそうにないから」とかは考えず、どんどん経験・スキル・知識を増やしましょう。

4.点と点をつなぐことを意識する

スティーブジョブズの名言「Connecting the dots (点と点をつなげる) 」のように、今まで増やしてきた多種多様な経験・スキル・知識をつなげることを意識しましょう。

多種多様な経験・スキル・知識を組み合わせることで新しいアイデアを生み出せます。

例えばスティーブジョブズは学生の頃に受けたカリグラフという講義で文字を美しく書く知識を得て、10年後にMACの設計にカリグラフの知識を応用し、コンピューターにフォントを生み出しました。

HSS型HSPが興味を行動に変え多くの経験・スキル・知識を得ることは、素晴らしいイノベーションをおこす可能性を秘めているのです。

私自身この特性で苦しい思いをしたこともありました。

仕事も趣味も長く続かない…こんな自分ダメだ…などと思い悩んだこともありましたが、特性を知り、工夫をすれば物凄い強みに変わります。

今はHSS型HSPであることに誇りをもっています。

人口に対する割合は少ないHSS型HSPですが、今回の記事が誰かのお役に立てたら嬉しいです。

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