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はじめに|引き寄せの法則って本当にあるの?
「引き寄せの法則」という言葉、聞いたことがありますか?
これはスピリチュアルな考え方として人気ですが、実は脳科学や心理学の視点から見ても理にかなったメカニズムなのです。
今回は、脳科学者の苫米地英人さんが提唱する「成功脳」の作り方をもとに、引き寄せの法則がなぜ現実に働くのかを解説します。
引き寄せの法則とは?
引き寄せの法則とは、「自分の思考やあり方が現実に影響を与える」という考え方です。
ポジティブな考えはポジティブな結果を、ネガティブな考えはネガティブな結果を引き寄せるとされています。
引き寄せの法則の基本
- 似たものが引き寄せ合う
- 感情や思考が現実を作り出す
- 自己暗示やセルフイメージが結果に影響する
例えば、「お金がない」と思っていればお金がない現実を引き寄せ、
「お金がある」と思えばお金を得るチャンスがやってくる、というものです。
引き寄せの法則は脳科学でも理にかなっている
RAS(網様体賦活系)の役割
引き寄せの法則が実際に働く理由の一つが、RAS(網様体賦活系)という脳のフィルター機能です。
RASは脳幹にあるネットワークで、情報の選別や集中力に関与しています。
RASの仕組み
- 日常的に大量の情報をフィルタリング
- 自分が重要だと感じたものに集中する
- 「意識したこと」が優先されて見える
具体例|RASが働くとどうなる?
- 車の購入を考え始めると、同じ車種が目につく
- 妊娠を意識すると、妊婦さんがやたらと目に入る
- 「成功したい!」と強く願うと成功のチャンスに敏感になる
これは、脳が自分にとって重要だと判断した情報を優先的に処理するためです。
つまり、「引き寄せたいもの」を明確に意識することで、それが現実化する確率が上がるのです。
スコトーマ(盲点)の存在
スコトーマとは?
スコトーマとは、「心理的盲点」のことです。
人は自分が重要だと感じていないものには気づけないのです。
これが**「見えないものは存在しない」**と錯覚させる原因です。
スコトーマの具体例
- チャンスに気づかない(実は目の前にあるのに見えない)
- 人間関係のトラブルに気づけない(他人の本心が見えない)
- 成長の機会を見逃す(固定観念に縛られている)
ゲシュタルトと臨場感の重要性
ゲシュタルトの原則
人間の脳は、「ゲシュタルト」(全体をまとめて理解する仕組み)を使って情報を処理します。
このゲシュタルトは複数持つことができますが、**「臨場感」**が強いものが優先されます。
具体例|ゲシュタルトの働き
- 「成功する自分」と「失敗する自分」
- 「楽しい未来」と「苦しい現実」
- 「自由な人生」と「安定した人生」
臨場感を高める方法
- ゴールを具体的にイメージする
- 感情を伴ったセルフトークをする
- 達成感や喜びをリアルに想像する
- 過去の成功体験を思い出す
セルフトークとセルフイメージの力
セルフトークが現実を作る
セルフトークとは、「自分との対話」のこと。
人間は24時間、無意識に自分に話しかけています。
このセルフトークがセルフイメージを作り、結果的に現実を引き寄せるのです。
正しいセルフトークのステップ
- 「できるわけがない」とあきらめない
- 「こうなりたい」と目標を定める
- 「今のままではダメだ」と誓いを立てる
- 「次はこうしよう」と未来に意識を向ける
具体的なセルフトークのコツ
- 現在進行形で話す(「私は成功している」)
- 感情を込める(「達成したときの喜びをリアルに感じる」)
- 具体的に描写する(「年収1000万円を超える自分」)
- 他人の意見に左右されない
まとめ|引き寄せは脳の使い方次第
引き寄せの法則は、単なるスピリチュアルな考え方ではなく、脳科学的にも理にかなったメカニズムです。
「RAS」や「スコトーマ」、「ゲシュタルト」といった脳の仕組みを理解し、
ポジティブなセルフトークとリアルなゴール設定で、理想の自分を引き寄せましょう。
参考本・苫米地英人「成功脳の作り方」
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